4コマSS王者決定戦の時のサンプル作品でした。

4コマSS 番外編第1回

さんぷる
 リツコが難しい顔をしてボールペンをデスクにコツコツ。
 なにやら考え事である。
 モニタにチルドレンのシンクロ率が出てるので、弐号機パイロットの数値が落ちている事が悩みの種であろう。
 
「……仕方ないわね、あまり使いたくないけど……」
 
 非常にコワイ独り言を呟く。
 なんですかなんですか?と後ろからマヤが心配してるぞ。
 極秘裏にリツコの研究室へ呼び出されたアスカは、神妙な面持ちで博士の話を聴いている。
 そして対面プレゼンが終わると、不敵に笑った。
 
「要するに、そのシンクロサポート装置の人体実験にあたしを使いたいんでしょ?
 いいわよ、やってあげるわよ」
 
 快諾は半ばヤケっぱちにも見えて痛々しかった。
 
(私には……エヴァに乗るしかないのよ)
 アスカは新作のプラグスーツを着込み、自らの身体を観察する。
 
なによこれー!?
 こんなんで本当にシンクロ率上がるの?」
「実は、エヴァのパワーの源は子を想う親心なのよ。つまり庇護欲を誘う姿が高いシンクロ率を産むのよ。
 だから弱々しいシンジ君が一番高いの」
 アスカの服装はどう見ても幼稚園児の着るスモックだった。
 
「だからって、こんな恥ずかしいの着られないわよ!」
「そう……それじゃシンジ君との差はますます開くけどいいの?」
 
 着るな!
 少しはイヤがれ!!
名札と帽子と鞄も装備せよ。
2002/01/14

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